文字サイズ
ホーム > ニュース > 県連情報 > かながわ自民党市町村議員協議会が、復興と風評被害払拭応援のため福島県を訪問

 平成23年3月11日、東日本大震災により多くの方が被害に遭われ、現在でも不自由な暮らしを余儀なくされている方が大勢おられ、復興にはまだまだ長い歳月がかかる状態が続いている中、本年8月24日から開始されたALPS処理水の海洋放出により、一部の国では日本産食品の輸入規制を設けるなど、間違った情報の流布による風評被害が発生。
そこで、県内の自民党系市町村議員で構成する、かながわ自民党市町村議員協議会は、福島県浪江町を訪問し、この状況を少しでも打開するための応援、また、大津波被害や東電原発事故からの復興の状況を、町の担当者などからお聞きするため、12月25日に「福島の復興と風評被害払拭を応援するための研修会」を実施いたしました。
 当日は、浪江町の吉田町長にもお時間を割いていただき、参加者との交流の時間を設けていただいた上に、案内役として浪江町秘書課の佐藤氏に現地での行程に帯同いただき、要所でのご説明をいただきました。
 参加者の半数近くが、東日本大震災後初めて福島県を訪問した議員であり、除染土を入れた袋が積んである場所や、何年も人が住んでいない朽ち果てた家屋を見ては、復興はいつになるのかと嘆き。また、震災遺構の請戸小学校の見学では、津波被害により校舎1階は天井も床もズタズタで体育館の床は剥がれたまま、14時46分で止まった時計や、折れ曲がったままのプールの手摺りなどを見ると、想像をはるかに超える、それは凄まじい大地震と大津波だったことが実感できました。
 学校や地域では、日頃から地震=高台へ、の心構えと訓練があったからこそ、生徒は誰一人として被害を受けていないことを知り、普段の備えが重要なのだと現場に来て初めて体感できたとても充実した研修会となりました。
 風評被害の払拭応援としては、請戸港近くの「柴栄水産」では魚介類を、また役所の横にある「道の駅なみえ」では地域の特産物を時間ギリギリまでたくさん購入させていただきましたが、今後も現地に行く応援を継続して実施していきたいと考えております。

○かながわ自民党市町村議員協議会「福島応援視察研修会」
 令和5年12月25日(月)
 訪問先:福島県浪江町
  8:00 横浜駅東口 集合・出発
        ・いこいの村なみえ(昼食、「吉田栄光」町長との対話)
         (以降、浪江町総務課秘書係佐藤氏バス乗車)
        ・大平山霊園(慰霊と被災状況の視察)
        ・浪江町立請戸小学校(震災遺構の視察)
        ・福島水素エネルギー研究フィールド(福島の新たな取り組みの視察)
        ・柴栄水産(海産物お買い物)
        ・道の駅なみえ(復興状況の説明、お買い物)
 20:30 横浜駅東口 到着・解散

三原じゅん子
あさお慶一郎